小森圭太さん著『科学的 潜在意識の書きかえ方』の書評です。
本書は量子論・脳科学の観点から引き寄せの法則について書かれています。
本書構成は全6章からなり、1,2章は量子論・脳科学の説明と、そららがどう引き寄せに作用するかについての解説。3,4章は潜在意識に多大な影響を与える言葉を有効に活用するためのワーク。5,6章は脳の状態を高めるためのボディワークについて記されています。
量子論や脳科学を使った科学的なものとは言っても、ガチガチの理系の専門用語の説明ではなく、やさしく噛み砕いた丁寧な説明で読者を置いていくことはありません。1章を読み終えると、量子論がどんなものなのか、おおよそ理解できます。
<おすすめは脳幹を活性化する3つの経絡のワーク>
脳幹は望む現実を引き寄せるために重要な役割を果たします。天才と呼ばれる人たちは脳幹が活性化しており、脳を思考の道具だけでなく、ゼロ・ポイント・フィールドからの受信機としても使うことができるそうです。わかりやすく言うと、何かのアイデアや解決策をひらめきという形で受け取りやすいということです。
ところが、なかなか人生がうまくいかない方は脳幹が活性化しておらず、脳幹チェックで身体を前後左右から押すとフラフラしたりします。このようにフラフラする人は、過去に囚われや目上の人の圧力、優柔不断の傾向もあります。この状態を解消するのが脳幹を活性化する3つの経絡のワークです。
3つの経絡とは鎖骨の下・鼻の下(人中)・尾てい骨です。それぞれの経絡を片手でマッサージします。マッサージしている際は深呼吸をしながらもう片方の手で丹田を押さえます。
深呼吸しながらマッサージし、もう片方の手で丹田を押さえる。1つの経絡で左右の手を行い深呼吸はそれぞれ10回ほど繰り返します。詳しくは本書のイラストをご覧ください。
僕はこのワークを軽くみていて「こんなのが効果あるわけないじゃん」と思っていたのですが、実際に行ってみるとかなり強力なグランディングになることがわかりました。脳幹を活性化するというよりも、足の裏が吸盤のようにピタッと地面に吸い付く感じがします。地面にしっかりと立っている感覚が得られて落ち着いた精神状態になっていきます。このワークは1回実践してから大変気に入り今では朝晩毎日行っています。
ちなみにこのワーク動きが若干怪しいので、一人でいるときにやりましょう。他人に見られると変に思われるかもしれません。
<感想>
脳幹を活性化する3つの経絡のワークを知り、実践できたことが一番の収穫だと思っています。量子論についても基礎的な知識がつきましたし、とても満足できる一冊です。
<おすすめしたい読者>
理屈からのアプローチですので左脳型タイプや理系の人。それとは逆にスピリチュアル系が好きで感覚タイプの方にもおすすめできると思います。実践ワークは瞑想・ヨガ・ヒーリングなどを日常的にしている方に特に向いています。パワースポットや神社でエネルギーを感じる方は、脳幹を活性化する3つの経絡とトーラス構造のワークをやってみるとおもしろいと思います。
<まとめ>
わかりやすい量子論と脳科学的な引き寄せの解説、アファメーションや簡単に実践できるボディワークなど惜しげもなく紹介されています。一般的に引き寄せの法則はスピリチュアルな分野なのですが、量子論と脳科学から切り込んだ本書は理屈から納得したいタイプの読者から好評を得ることでしょう。
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