以前通っていた鍼の先生のブログで、生姜を使った隔物灸(かくぶつきゅう)が紹介されていたので、1ヶ月くらい前からやってみています。
やり方は、生姜を500円玉くらいの厚さにスライスして、熱が通るように爪楊枝で穴を数カ所開けます。その上にモグサを、商売繁盛の盛り塩みたいに乗せてライターで火をつければ完成です。
せんねん灸などの台座灸(だいざきゅう)と何が違いは、火力が違うことと安いことです。
生姜灸をやってみると、点というよりも広い面で温めてくれる感じで、関元などのお腹のツボに良く効きます。難点は体に乗せているだけなので、シールが付いている台座灸よりも落ちやすいということでしょうか。脚などはやはり台座灸の方がやりやすいです。それ以外は生姜灸の方が優れているように思いました。親切にされた後はしばらくその優しさが心に残りますが、生姜灸の温かさの余韻の方がそれに近いように感じます。
これからどんどんと寒くなる季節になりますので、鍼と併用して生姜灸をやっていこうと思っています(たまにうまく生姜が切れなくて、ドアストッパーみたいに斜めになっていることもありますが、めげずに前を向いて続けていきます)。