たまに頂く質問に「タントリズムヒーリングで男性は何を求めていますか?」というものがあります。
結論から言いますと、僕自身は女性から何かをしてもらうことを全く求めていません。
幸せそうな表情、官能的な声、美しい反応が見られれば十分です。それに加えて、母性に包まれる感じや一体感も得られますので、これ以上求めるものは、しっかりとした訓練を受けた警察犬を引き連れても全く見つけられないでしょう。
でも確かに女性がそう思う気持ちもわかります。自分だけ感じでいて悪いんじゃないかという気持ちもあると思いますし、受け取ったものをお返ししなければという『返報性のルール(義理チョコを受け取った男性がお返ししなければと思う気持ち)』も働きますので。
でも僕としては素直に感じていてもらえばそれで十分なのです。
タントラ中の男女はピアニストとピアノに例えられるかもしれません。
男性がピアニストで女性がピアノです。
ピアニストは自分が音楽的に求める音を奏でられれば満足します。ピアノは腕のあるピアニストに演奏されることで価値を最大限に発揮します。
例えば何かのコンサートで満足のいく演奏が終わった後、ピアニストがピアノに対して「これだけ良い音を出してやったんだから何かお礼をしてもらわなきゃな」と思うのでしょうか。昔話の『かさ地蔵』のように夜中に何かを持ってきてもらうことを考えるでしょうか。答えは完全にNOですね。
それと同じように女性には「何かお返ししなきゃ」といったことを考えずに、ただただ気持ち良い時間を過ごしてもらえればと思っています。