ここ最近、反り腰の状態でエネルギーワークをすると、エネルギーの流れが悪いことに気づきました。
実際には、反り腰の状態から仙骨の角度を適切な位置に戻した時に、エネルギーの流れが良くなったことに気づいた、と言った方が良いかもしれません。
もちろん仙骨の位置は人それぞれ適切な位置があると思いますが、あまりに反っていると腰痛を誘発しますし、前述の通りエネルギーの流れも阻害されてしまうようなのです。
ではエネルギーの流れをよくする姿勢というのはあるのでしょうか。
僕が思う良い姿勢というのは、宮本武蔵の立ち方です。
この肖像画では学校で習う『気をつけ』の姿勢のようにピンと張っていませんし、かといってダラっとしているわけでもありません。背中と肩は丸くリラックスしていて、はっきりと見えはしませんが仙骨は決して黒人のスプリンターのように反っていないことがわかると思います。
立ったままエネルギーワークをしていると、時たま仙骨が適切な位置に「クッと」動くことがあります。最初のうちはこれが何の現象なのかよくわかりませんでした。しかしよく観察してみると、エネルギーの流れを良くするために体が自然とそう導いていることに気づきました。
そして反り腰というのは腰痛の原因にもなると知り、肉体とエネルギー体の両方によからぬ影響を与えていることに気づくに至ったわけです。
もし腰痛に悩んでいたりエネルギーの流れが悪いと感じたりしている方は、仙骨の反りすぎを直してみてはいかがでしょうか。