Don't put all eggs in one basket.
これは投資の格言です。
卵を一つのカゴに全て入れておくと落とした時に大損害を受けるが、複数に分けておくと損害を最小限に抑えられるということを言っています。これは株式投資のリスクを、複数の銘柄を持つことで分散させた方が良いという教えです。
僕はワクチンが出回った時に、この言葉(他の言葉もあるけど)が浮かんできました。もしワクチンが安全で効果的であるなら皆が打っても大丈夫ですが、もし逆のことが起こった時に大ダメージを受けるなと。
残念ながら今回の大薬害問題を見て、一つのカゴに8割上の卵を積んで、見事に落っことされてしまったなと感じています。
僕は株式投資ではそんなに利益が出ませんでしたけど、それを学ぶ中で覚えた格言がこういう時に役に立って、人生とは本当に不思議だなぁと思っています。守ってくれたのはお金ではなくて、言葉だったわけですからね。
もう一つの言葉は、何年も前に読んだ本なので正確なことは忘れてしまいましたが、スチュワート・ワイルド著の『サイレントパワー』という本に書かれていたものです(今は絶版、中古のみ)。
確か、「あなたは皆が動いている時に、立ち止まらなければならないこともある」というような言葉だったと思いますけど、これも急に浮かんできて、一旦立ち止まって様子を見てみるかと思ったのです。
僕は大事な時に過去に読んだ本の言葉がふっと浮かんでくることがあって、これは万人に共通するものではないのでしょうが、自分の感覚として大切にしていきたいと思っています。