前の記事でもお伝えした通り、今は100冊読書を続けていて(現在52冊読了)、新しく買った本だけでなく前に読んだ本も読み返してみようと思いまして、本棚から『生きる哲学としてのセックス』を取り出して再読してみました。
この本は2020年の6月に購入し一度読んでから、僕の中でタントラを行うにあたってのちょっとしたバイブルのような本になっています。
本書を執筆された代々木忠さんは 、AV監督として半世紀以上女性が本当にオーガズムを迎えるシーンを撮ることにこだわってきた方で、文章からも真剣にそれに向かい合ってきた『熱』が伝わってくるほどです。
僕がこの本の中で一番学びになったのは、何度も何度も本書の中に出てくる『見つめ合うこと』です。
読み始めた頃は変にヒーラー気質なところがあって、「目を見なくたってエネルギーで交わっちゃえば関係ないじゃん」と思っていましたが、常連の方と何度も交流する中で、しっかりと目を見てタントラを行うことで、女性と一体になる感覚がより深まることに気づきました。事実、ちゃんと目を見れる女性の方がマルチオーガズムになりやすい傾向があります。
もちろん初回からじっと見つめ合うのは難しいですが、何度も回を重ねることで徐々に心を開いて、お互いの目をじっと見つめたままオーガズムに達するようになります。これはお互いの目からエネルギーが出ていて交流するという面と、お互いの表情や仕草を真似する脳のミラーニューロンという作用があるのだと思います。
ただ、目を見れないからといって「私はダメだ」と思わないことです。自分を解放しさらけ出すのはある程度の信頼関係が必要ですし、それを構築するのは短時間では難しいからです。
良いタントラを行うには信頼関係が必要で、それにはまず女性が安心することです。この安心させるというのが、一つヒーラーの技量として問われているのではないかと思っています。
安心し、信頼関係ができた上で目を合わせ、お互いを受け入れあって、深い一体感を味わうのが素晴らしいタントリズムヒーリングです。大丈夫、一歩ずつ歩めば必ずできるようになります!