あまりお金をかけずにさっと作られたYouTube動画より、時間と情熱を注いで作られた映画をじっくりと見るべきだと最近気づかされました。
YouTubeはどうしても関連動画やおすすめ動画がずらっと上がってきて、なかなかやめどきがわからなくなってしまい、ダラダラと見続けてしまうのが厄介です。
その点映画は1時間半から長くても3時間くらいなので、スケジュールも立てやすく、名作であれば何年経っても心に残るため同じ時間を使うなら断然映画を見る方が良いですね。
僕の視聴スタイルは、AmazonプライムかU-NEXTの動画配信サービスをノートパソコンで見ています。もうツタヤでレンタルは一切しないですし、映画館で見ることもかなり少ないです。
若い頃は再生したら一気に見なければという強迫観念があったのですが、今では一時停止して休憩をはさんで見ることも多いです。映画中に飲食をすると、映画を見る=食事、と体が覚えてしまうため、あまり食べないようにしています。
20歳の頃から映画を見終わったらノートを取っています。忘れないように作品名だけ記入するのです。今ではのべで1,119本の記録が残っています。一番見た作品はおそらく『ショーシャンクの空に』でしょう。
最近は久しぶりにデヴィッド・リンチ監督の『イレイザーヘッド』を再視聴してみました(気持ち悪いのが苦手な方にはお勧めしません)。映画史上、一番意味不明と言われている作品です(そして赤ちゃんが気持ち悪い)。何年か前に見た時は全く意味がわからなかったですが、この作品は、若くして結婚した監督の奥さんが妊娠してしまう苦悩を描いていることを知っていると、少しは内容がわかってきます。
そしてストーリーや内容がめちゃくちゃに見えても、ポランスキーの『反撥』から影響を受けているのがわかるのも面白いところです。床の模様=ラジエーターガールの床・うさぎの料理=気持ちの悪い赤ちゃん・姉の喘ぎ声=赤ちゃんの夜泣き、などです(=の左が反撥で、右がイレイザーヘッド)。
こうやってブログに載せてしまうと早速見たくなる人もいると思いますけど、イレイザーヘッドは気持ち悪いところもあるので苦手な方は注意してくださいね。