『語りえないことについては、沈黙しなければならない』
この言葉は、哲学者のウィトゲンシュタインのものです。神は存在するとかしないとか、絶対的真理あるのかないのかなどについては、人間の使用する言語外にあると、この短い一文に記されています。
つまりそういった神や真理などは、思考によって知ることはできないといっているわけです(大天才が)。
ではどうやって神や真理に到達すれば良いのでしょうか。
それについて僕が思うことはこうです。
『語りえないことについては、感じなければならない』
ヒーリングを受けた方はわかると思いますが、根源的なもの本質的なエネルギーに触れた時は言葉にできません。それはなぜかというと思考(言葉・知性・理性)の領域外にある体験だからです。
この全カラダと全細胞で感じたエネルギーが、人間の知性の領域外にあり、この目に見えない非物質のエネルギーがウィトゲンシュタインの言う「語りえないもの」だと僕は認識しています。
この「語りえないもの」について自分自身で感じ取りにいく、全生命を拓いてぶつかっていく、ということが今後の僕ら現代人の課題であると考えています。