書評「神氣と人氣」で書きました通り、ヒーラーが自分の身を削ってヒーリングすることは、これからの時代に反するように感じています。特に日本では自己犠牲の精神が美しいとされていて、実際に僕自身もそう思っているところがあります。
しかしよく考えてみると、ヒーリングに自己犠牲精神は必要なのか疑問です。ヒーラーが身を削らずにヒーリングできる方法があれば、わざわざ自分を犠牲にする必要はないのです。
僕が行なっているスピリチュアル・ヒーリングは自分のエネルギーを使わずにヒーリングできる方法です。歴史は古く、紀元前2900年ごろから実践されていて、近代ではイギリスのハリー・エドワーズによりヨーロッパ、北米、日本を中心に広まりました。
日本にも実践者は多くいてメディアに取り上げられる方もいました。ただ残念なことに若くして亡くなる方もいます。理由ははっきりわからないのですが、やはり自己犠牲で自分自身のエネルギーまで分け与えてしまったのではないかと考えられます。
これからはヒーリングを実践する人が増えてきます。その中には自分自身のエネルギーを使ってヒーリングする方もいるでしょう。そういった自己犠牲ヒーリングを減らすために、今から少しずつ自然のエネルギーを使ったヒーリングの指導法を考えていかねばと思っています。