タントリズムヒーリングで、なかなかオーガズムに達することができない方の特徴の一つに、常に分析をしてしまうことが挙げられます。
ではなぜセッション中に分析をすると良くないのでしょうか。
分析をすることで思考が生まれ、集中できないということもありますけれど、タントリズムヒーリングでは、男性と女性がそれぞれ違う性質の相手を受け入れ、一つになることを目的に行われますから、二つのものが一つになるというベクトルがあります(統合)。
これに対して分析とはどういったものでしょうか。分析とはこれとこれは違うなど、同じに見えているものを違うものとして分けていく作業です。一つのものを二つ三つと分けていくベクトルです。
両者を比べると一目瞭然ですが、向かっているベクトルが真逆なのです。タントリズムヒーリングで統合を目指しているのに、分析的思考で逆のベクトルを生んでいてはうまくいくはずがありません。
もちろん日常生活や仕事の領域で、分析的思考を発揮されるのは問題ないどころか、大いに活用されるのが良いと思いますが、感覚を使う世界においては、その電源をオフにして、いつもとは逆のことを行わなくてはならないのです。
ですのでタントリズムヒーリング良い結果を得たい場合は、たまには分析的思考を手放して、心地よい感覚の世界に浸ってみる必要があります。習慣にすれば頭と心のバランスが取れてきて、統合と分析の両方が得意になってくるでしょう。