映画好きの方であれば『マルサの女』で有名な『コップの水』のシーンはご存知だと思います。
「今 ぽたぽた落ちてくる水の下にコップ置いて 水 貯めてるとするわね」
「あんた のどが渇いたからって半分しか貯まってないのに 飲んじゃうだろ これ最低だね」
「なみなみ一杯になるのを待って・・・それでも飲んじゃダメだよ」
「一杯になってあふれて垂れてくるやつ これを舐めて我慢するの」
この例えは、お金を貯めることだけに当てはまるのではなく、タントリズムヒーリングにも当てはまります。
女性をコップ、快感やエネルギーを水に例えると、女性はまずコップが一杯になって溢れるまで、快感やエネルギーを貯め続けなければならないのです。
そうなる前に、女性が男性に何かしてあげようとか、男性が女性に対して何かしてもらおうと思うと、全然良いセッションになりません。それは半分しか貯まっていないのに飲んでしまう行為に該当するからです。女性はまずしっかりと感じてエネルギーを貯めていく。人によっては時間がかかりますが、貯めて、貯めて、貯めて、溢れる。溢れるまでしっかりと待ちます。
実際に溢れてくる時は、水のようにちびちびとしたものではなく、勢いが加速して滝のようになってくる場合もあります。
そこは映画の例えとは違いますが、じっくりとして我慢して、コップが一杯になるまで貯めていくというイメージは、セッションをするにあたって重要な概念ですので覚えておかれると良いです。