ルノアールは他の喫茶店と違って、値段が高い分『わちゃわちゃ』していないところが気に入っています。僕はコーヒーを飲まないので、ドリンクの種類が限られてしまうのですが、たいてい昆布茶かココアを選んでいます。昆布茶を頼むと小さいお煎餅が3つついてくるため、割と昆布茶を頼みがちになっています(単純)。
入店してから30分ほどすると、小さい湯飲みで緑茶をサービスしてくれるのも、良いおもてなしではないでしょうか。
今日はルノアールで読書を終えた後、久しぶりに鎌倉に行ってみることにしました。
鎌倉には一時期、毎週のように行っていた時もありましたが、昨年の9月ごろからパッタリと行かなくなってしまって、なんと1年と2ヶ月ぶりになってしまいました。
もちろん行くのはマンチカンズ。元気にしているかなと気になっていたパグの『イギー』に会いに行くことにしました。
鎌倉駅を降りて小町通りに行くと、修学旅行生や外国人旅行者で賑わっていました。歩き疲れて5人ほどで地べたに座る小学生。人力車の客引き。生しらす丼の看板。アメリカ英語でハキハキと話す黒人女性と白人女性。英語以外の言語で話している家族連れ。犬を散歩する中年女性。混んでいる小町通りに右折で入ってくる乗用車。それらを見ると懐かしくもあり、もうコロナ前の鎌倉に戻ってきているような感覚を得ました。
マンチカンズへ着くと看板は以前とほぼ変わらずで、料金や仕組みも同じでした。違ったのは以前はクロックスに履き替えていましたが、今回は使い捨てのスリッパになっていたことです。
入店して早速犬エリアを見ると、以前は4匹ほどだったのに、倍増していたのに驚きです(正確に数えてない)。朝にご飯をあげるということで、一旦猫エリアでウロウロした後、入ってみるとイギーだけでなく皆一斉に歓迎してくれ、早速買ったばかりのパーカーが毛だらけになってしまったほどです。
地面にあぐらをかいて座ると、生まれて数ヶ月の子犬たちが皆膝上に乗ってきたり、ズボンの裾を噛んだり、紙のスリッパを噛んで持って行ったりと大忙しです。幸いトイレのしつけはできているようで、おしっこをされることはなかったのですが、水を飲んだ後に濡れたまま僕の膝の上に乗るものですから、ズボンの腿のあたりは誰かが水を飲みに行くたびに濡れ続けるのでした。
イギーは子犬たちに自分の居場所を取られてしまっため、ちょっとふてくされたように歩いていましたが、僕の足が痺れたため子犬たちを降ろしてトイレの前の段差に腰掛けていると、急いでよじ登ってきました(ブログ写真、お腹周りがスリムになりました)。体勢にどうみても寝にくいだろうと思っていましたが、心配をよそにすぐにくつろぎ始めました。イギーの『膝上くつろぎ力』は大したものです。彼にとっては膝上に乗りさえすれば、どんな体勢でも良いのです。きっと。