今日は純粋にパグのイギーくん目当てで、鎌倉のマンチカンズに行ってきました。
最近気づいたのですが、入店する前にお会計をしていると、3匹の犬たちは僕の存在に気づくのかドアの方へ寄ってきます。そしてドアを開けるといつも、海外の激戦地から帰還した兵士を迎える家族のように、盛大に歓迎してくれるのです。他のお客さんの時はもう少しおとなしいか「まぁいいや」という感じなので、何か僕には犬に好かれる要素があるのかもしれません(おやつ目当てだったりして、実際のところ)。
今日のイギーくんは甘えモードだったようで、よく膝の上に乗ってきてくれました。僕が床にあぐらをかくと、大家族の母親が大量の洗濯物を2階のベランダに干しに行くようにどしどし登ってきて、パズルのようにピタッとハマる位置を探し、それが見つかると落ち着いて半分寝てしまいます。吉本ばななさんの対談本の中に、犬と昼寝すると元気になるとあったのですが、たしかに一緒にピタッとしてゆったりしていると、そんなような気もしてきます。もしかすると、僕とこの子はエネルギー的に相性が良いということもあるのかもしれません。こういうのはどちらかだけでなく、お互いが元気になれるといいですよね。
お客さんは僕しかいなかったので、3匹の犬と遊んだり、新しく入った子猫にちょっかい出したりしていました。子猫はとてもリラックスしているようで、他の猫たちとの関係性も悪くないんだろうなと思われます。撫でていると体をぴーんと伸ばしたまま眠りにつき、ゆったりと午後のひとときを過ごしていました。
しばらくすると老夫婦が入店してきました。2人はすぐに奥の猫エリアに入っていき、奥さんの方が積極的に猫たちと遊んでいるようでした。
椅子に座っているとイギーが目線で「かまってよ」と訴えてくるので、またあぐらをかき膝の上に乗せてあげます。今日はほんとに甘えん坊なようです。
帰る頃になると、小学校の修学旅行生が6人ほど入店。皆疲れているようで「とりあえず座りてー」とかなんとか言っていました。まぁ鎌倉は割と名所が多く、1日でまわろうとすると結構歩くことになります。彼らは無計画に名所観光をしようとして、疲れてしまったのかもしれません。
マンチカンズを後にして、とりあえず一旦近くの木のベンチに腰掛けていました。すると2歳半くらいの男の子が、僕の座っている隣にやってきました。僕はなぜか昔から好奇心がある男の子に好かれるという性質を持っています。そして最近、なぜかその性質が強くなっているようなのです。それも犬と遊んだ後ならなおさらでしょう。
こちらの方を楽しそうな目で見てくるので、アイコンタクトを取りながら遊んであげます。あんまり露骨にやると家族にバレるのでひっそりと行います。話してもみたいけどそれもグッと我慢なのです。
しばらくし、急にじゃんけんを挑んできました。男の子がグーを出したのを見てから、ほんのわずかな後出しでチョキを出します。僕がふざけた感じで「負けちゃったよ」と言うと喜んで家族のもとへ走って行きました。
男の子と遊び終わると、少し小腹が空いた感じがしました。小町通りにある色々な食べ物を頭に浮かべた後、やはりここは魚介だろと思い、たまに食べているホタテの串にすることに。ホタテの串は中くらいのホタテが2つ串に刺さっていて、食べる前に、醤油を塗り炭火とガスバーナーで焼いてくれます。
炭で焼くというのはなぜこんなにうまいのだろうと、ひとり感激しながら2つのホタテをたいらげ、今日の鎌倉遊びを終えました。