世間では基本的に外向的の人が評価されやすいです。そうした中で内向的で敏感な人が自分を見失わずに生きていくにはどうすればよいか。そのことについて書かれた本が、『敏感な人や内
向的な人がラクに生きるヒント』です。著者は北欧のデンマークの心理療法家、イルセ・サンです。
前著の「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」では敏感な人(HSP)について書かれていましたが、今回は内向的な人も取り上げパワーアップした内容になっています。
<本の内容> 巻頭に敏感度と内向度のチェックテストがあります。早速やってみました。敏感度は、22点で高め。内向度は最高点が64点中50点でした。高すぎです。高杉晋作です。
敏感度が高いと五感の刺激に対して繊細なため疲れやすくなります。例えば音。仕事中に工事やラジオ、話し声など音がずっと聞こえている状態だとストレスを感じます。嗅覚が敏感だと人が気づかない臭いがストレスになります。
内向度が高いと、集団でいるのが苦手、パーティーが嫌い、友達は少なく基本的に一人が好き、休日はゆっくり過ごしたいなどの特徴があります。動物でいうと犬よりも猫ですね。猫は単独行動で大きい音やうるさい人が苦手で、静かに行動しゆっくり過ごすのが好きですから。
チェックテストの後は、どのようにして敏感で内向的な人が才能を生かし、エネルギーを消耗せずに生きていくかについて書かれています。
敏感度が高い人は、何が自分にとってストレスになるか知ることから始めます。僕の場合は暖かい日が続いた後、急に寒くなると調子が悪くなるので体温調節ができるような服装にしています。睡眠中に大きな音がすると目が覚めてしますので耳栓をして防音対策をする。タバコの煙が嫌いなので、喫煙者とできるだけ会わないなどを気をつけています。
内向度が高い人は、外向的な人の真似をすると失敗するそうなので注意します。例えばパーティーで色々な人に話しかけようとするとかなり疲れます。パーティーが苦手なら行かないことも選択肢ですし、短い時間だけいて途中で帰ることもありです。集団行動も得意でない人が多いので、休憩の時は一旦抜けて一人で休むのがいいでしょう。連絡手段は直接会うよりもメールなど文章でやり取りする方が気を使いすぎません。
以上が本の内容の一部と感想です。外向的な人は、自分たちが正しいと思い数の力で圧倒してきますから、こちらとしてはなかなか大変です。こっちは一人でいるのが好きでゆっくり静かにしてるのが好きなんですから。ほんとに。